ビジネス本・金融本感想文

おすすめビジネス本・金融本をご紹介

出世する人は一次会だけ参加します 平康慶浩

この本を書かれている平康慶治さんは、人事コンサルタントとして活躍されています。具体的には130社以上の人事評価制度改革に携わっています。この本では、昔と現代では出世のルールが変化していることを書かれています。

昔であれば残業は断れない、転勤は出世するためなら従うしかない、転職なんてなにを考えているのだと言われてきた時代と比べて現代は、企業を取り巻く環境はかわってきているからこそ、働き方や出世ルール、会社のスタイルにあわせて人事のあり方を説明しています。

残業、転勤に目を向けるのではなく、背景にある人事制度、経営スタイルの変化、環境変化に意識を向けていくことで成功するチャンスをつかむことができると書かれています。

また、会社人生を決めるのは7つの選択として分けて書かれています。
タイトルになっている「出世する人は一次会だけ参加します」は、社内の飲み会に行くか、プライベートを優先させるかの選択について述べられています。そもそも、会社の飲み会を断っていいのかから説明しています。飲み会参加にメリットはありが、一次会までと述べられています。

二次会、三次会に参加してもビジネスとして得るものはないと書かれています。このように人事制度の視点から、残業、飲み会、転勤等をどうすればよいのかを説明しています。はじめに自分の会社のタイプを確認していくことからこの本は始まります。経営層と従業員が一体となり成長を目指す会社をロイヤルティ企業。

環境変化にあわせて、個別事情に対応しようとする会社を環境適応型企業。会社と従業員がそれぞれ自立した状態の会社を自立型企業。

その企業の傾向性ごとに説明も変わってくるのではじめに確認をしています。企業の傾向性を挙げて、転職しても問題ないのかも説明されています。

最後に、会社の中での出世は確かに大切であるが、マネジメントを自分のものにすることが大切であると訴えています。まず、仕事の進め方を変えて、働き方を変えて、人とのつながり方を変えていくことが大切であると書かれています。変化を理解して自分のものにすることがセルフマネジメントだと説明しています。

出世とはどうしたらできるのかを明確に書かれています

この本は、人事制度や企業の傾向性から出世とはどうしたらできるのかを明確に書かれています。残業するかいなかについてどう評価されるのかという事は、無茶振りに応えても上司からの評価は上がらないと書かれています。

残業しないで出世した人の抜け道は、残業しなければいけないビジネスには必ず問題があるという事を解決した人が出世しています。残業をどうすればいいのかと考えて出した結果なのでとても役立つ内容になりました。

また、休日や時間外の会社行事に参加しなくてよいかについても書かれています。会社行事に参加しないからと言って、マイナス評価する仕組みはないので出世には響かないと人事制度の観点から説明されています。

しかし、ロイヤリティ企業では例外もあり基準に入ることもあります。その場合は新入社員から入社三年目までは「社内コミュニケーション」評価として運用されていることもあるそうです。

係長や課長になった時点では評価基準はなくなるのでほとんど問題ないと書かれています。ここまでの内容でも、人事評価の指標は会社からのメッセージなので人事評価が出世につながることを学べます。

「リーダーシップ」「チームワーク」など人事評価では行動や能力を評価する基準が含まれているので評価はされるが、挽回するチャンスがあると書かれています。しかし、全社員が集まる会社行事には参加したくないという気持ちは出世に響いてくるそうです。会社行事に出たくないという人は、会社に対する気持ちが冷めた感情を持っている人が出世することはありえないという事からです。つまり、どの型の企業であっても飲み会や会社行事と評価は関係しないということがこの本を読んでみると見えてきます。また、会社行事に参加したい、参加したくないという思いは会社へのかかわり方を表しています。出世した人は、会社行事を自分のものとして捉えることができるので出世できることだとわかりました。

どうしたら出世できるかと考える人におすすめ

この本は、マネジメントや人事制度について深く考えることができるきっかけになる本です。著書の経験や人事表制度の観点から考えることができます。どうしたら出世できるかと考える人におすすめです。

また、新入社員から30代、40代の中堅の方にも読んで頂きたいです。飲み会や会社行事、転勤、育児休暇など会社に入れば出くわす問題に対して、1つ1つ丁寧に書いています。会社員として、頑張っていく人はもちろん、起業を考えている人であっても、とても役に立つことがたくさん書かれています。男性、女性も問わない内容ですし、年齢も問いません。特にマネジメントとは何かを考えさせられるきっかけになるので、会社人生とは何かを考えてみるきっかけになりました。

会社の中で出世とは何かを考えることがとても大切ですが、それ以上にセルフマネジマントが大切であることを主張されているので、この本を読んで自分のものにしていこうとする気持ちを持てる方には是非読んで頂きたい1冊です。

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