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ビジネス本・金融本感想文

おすすめビジネス本・金融本をご紹介

スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン カーマイン・ガロ

この本は、アップルの創始者の片割れであるスティーブジョブズのプレゼンテーション技術を紹介する本です。

しかも、その技術を紹介するだけではなく、
読者がそれを身につけられるように、順序立てて分かりやすく紹介しています。

著者はカーマイン・ガロ。
プレゼンテーション及びコミュニケーションに関するコーチをやっている
その道のプロです。

さて、プレゼンテーションと言えば、
ビジネスマンにとって必要不可欠な技術だと思います。
「何故、それをする必要があるのか?」と言う問いに
私たちは常日頃から答える必要があるからです。

ある商品を開発して売るにしても
「何故、それを作るのか?」
「何故、それを売らなければいけないのか?」
「何故、競合他社の中に割り入ってまでやるのか?」
など、商品に対して答えなければならない問いが多いでしょう。
それらの問いに対して、大なり小なり説得……プレゼンをする必要があるのです。

プレゼンテーションの規模は様々です。
個人に対して行うもの、社内で行うもの、社外で行う大規模なもの。
ですが、この本を読むことで、
規模関係なく技術を生かせるなと感じました。
説得すると言う根っこは、どの規模でも同じことだからです。

この本では、プレゼンテーションで必要なのは「情熱」であると説いています。
情熱という言葉は曖昧なものかもしれません。
ですが、何をするにしても行動が必要ですし、
その行動の根っこにあるのは「やりたい!」と言う欲求でしょう。
そして、欲求の火種となるのが情熱なのです。

もし、この本を読もうと考えている人がいましたら
まずは伝えたいことに対して、「情熱があるか」を自問自答してみてください。
情熱がなければ、技術だけ身につけても説得は難しいでしょう。
それは、自分自身が乗り気じゃないのを看破されてしまうからです。

情熱があるのでしたら、あとはこの本を読むだけです。
読んだ後の訓練も必要ですが、何をするべきかわかっているせいか
訓練も前向きに取り組めています。

「伝え方、実践、メリット」3つの主軸

この本を読んで役に立った部分について、
「どう伝えるべきか?」
「どんな実践をしているか?」
「どこで役に立っているか?」
の3つにわけて説明させて頂きます。

まず、1つ目としては、
「どう伝えるべきか?」と言う点で
非常に勉強になりました。

現在は、ネットに情報が氾濫している状態ですので
ユーザー側でうまく取捨選択しなければならない時代です。
そうなると、伝える側としても、
「何を伝えて、何を省くべきか」考えなければなりません。
伝えすぎは、伝えなすぎよりダメなのです。

カーマイン・ガロは、
プレゼンにあたって、「3点ルール」の重要性を取り上げています。
人間の頭が楽に思い出せるのは「3つから4つ」だそうですので、
プレゼンテーションの巧みなジョブズが
このルールに則ったプレゼンをしているのは、必然かもしれませんね。

2つ目は、
「どんな実践をしているか?」です。

この本を読んでから、私も3点ルールを意識して伝えるようにしていますが、
やはり、「伝えたい項目がはっきりしている」と
相手にも伝わりやすいと感じました。

また、Webサイトで商品の説明文を作るときにも、
先述の3点ルールを活用しています。

ある商品に対して、製品の持つ特徴を3つ取り上げます。
次に、その3点がどう優れているのかを記述します。
こうすることによって、ユーザーから見た時に
何がどう優れているのかはっきりするので、非常に便利だなと感じています。

3つ目は、
「どこで役に立っているか?」です。
この本の趣旨である「プレゼンの技術」につきましては、
個人同士の説得から、不特定多数に向けた商品の説明まで
幅広く活用させて頂いてます。

例えば、人前でのプレゼンテーションはもちろん、
先述のWebサイトでの製品紹介や軽いコメントについても
この技術が役に立っていると思います。

なお、こちらの文章も3つにわけて説明させて頂きました。
「伝え方、実践、メリット」の3つを主軸として
それぞれ、この本から感じ取った部分を肉付けしています。

説得が必要な人にオススメ

プレゼンテーションを控えているビジネスマンはもちろん、
ちょっとした説得が必要な人にもオススメです。

プレゼンテーションに関しましては、
何をするべきか、何をするべきではないかを
懇切丁寧に説いていますので、この本を読んで徐々に実践するのが
良いかと思われます。

また、何かしら些細なことでも
相手を説得するにあたって「どう説得するか?」を考えるのに
この本を知識が役に立つことがあるかと思います。
何故なら、簡潔にわかりやすく伝えることは
相手に情報を伝えるにあたって、大事な技術だからです。

なお、せっかく優れたプレゼンを作っても
上司や組織の無理解でダメ出しされてしまうことがあると思います。

例えば、スライドに文字を詰め込んだり
無駄に箇条書きを使うことは、あまり好ましくないと説いていますが、
そう言うプレゼンのスタイルが好まれているパターンもあるためです。

その場合は、相手を説き伏せられれば一番ですが
難しい場合は、スライドを意識させないように工夫するなど
一手間必要になるかと思います。

旧来のスライドに慣れた人たちにとって
ジョブズ式のスライドは、非常にシンプルで不安に思えるものかもしれません。
「新しい技術をいかに上手く使うか」も課題ですね。

スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン

スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン

  • 作者: カーマイン・ガロ,外村仁解説,井口耕二
  • 出版社/メーカー: 日経BP社
  • 発売日: 2010/07/15
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
  • 購入: 126人 クリック: 3,690回
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